24 12月
オコゼは硬骨魚綱カサゴ目に属する
オコゼ類の総称であるが、一般にオコゼとよばれているのはオニオコゼのことである。
オコゼ類の頭は一般に凹凸が激しく、顔つきがよくないので、名は「醜い」という古語に由来するといわれている。
オコゼ類はメバル類やカサゴ類と近縁で、背びれが頭部の直後から始まる仲間と、目の上から始まる仲間に大別される。
体に鱗(うろこ)がないオニオコゼ、ダルマオコゼ、ヒメオコゼ、オニダルマオコゼなどを含むオニオコゼ科と、体が細かい多数の棘(とげ)で覆われているダンゴオコゼ、ワタゲダンゴオコゼなどを含むダンゴオコゼ科に分けられる。
体に多数の細かい棘をもつイボオコゼ、アブオコゼ、カゴシマオコゼなどが属するイボオコゼ科と、体に棘がないハオコゼ、ハチオコゼ、ヤマヒメなどが属するハオコゼ科に分けられる。
いずれも本州中部以南に分布し、砂地、岩礁、藻場(もば)、サンゴ礁などに生息する。
体は側扁(そくへん)して細長いもの、高い卵形のもの、やや縦扁したものまで変化に富む。一般にこの類は背びれの棘が強大で、付け根に毒腺(どくせん)をもつものが多く、刺されると激しい痛みに襲われる。
オニオコゼを除いて、食用とされているものはほとんどないが、姿が奇異なので水族館では人気がありよく飼育されている。